- カテゴリークリスタ(ページ管理ツール)
タイトルのような使い方してない方にはさっぱりな内容なので、無関係の方は読み飛ばし推奨です。OSはWindowsの方向け情報です。
ClipStudioPaint(クリスタ)のバーションが、1.5.0に上がってからネイティブ形式が .lip から .clipになりました。
私は個別のlipファイルを開く時は、AdobeBridge CS6 で、フォルダーのサムネイル表示からダブルクリックで、開くことが多いです。
エクスプローラーよりは、Adobe Bridge の方が見易く、愛用していたのですが、clip形式に対してはこんな感じになってしまいます。
このエラーメッセージは原因を雄弁に語っていて、クリスタのプログラム"CLIPStudioPaint.exe"を格納しているパスに空白文字が含まれているため、プログラムパスと引数の境界を間違えてしまってるというわけです。
こういう場合は、プログラムパス全体を、""で囲むというのが鉄則です。
他の方法もあるでしょうが、私はレジストリエディッタで以下の値を変更しました。
(以下、\は¥と読み変えてくださいね)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\clipFile\shell\open\command の値
C:\Program Files\CELSYS\CLIP STUDIO 1.5\CLIP STUDIO PAINT\CLIPStudioPaint.exe %1
↓
C:\Program Files\CELSYS\CLIP STUDIO 1.5\CLIP STUDIO PAINT\CLIPStudioPaint.exe "%1"
最後の %1 を "%1" として""で囲む。
これで、無事、ファイルを開けました。
AdobeBridge以外でも、似たような問題が発生する可能性はあって、これで解決するでしょう。
クリスタのインストールディレクトリを初期値のままインストールした方は
以下のファイルをダウンロードして、ダブルクリックすることで、上記の変更が
できます。
clipFile_shell_open_command.reg
インストールディレクトリを変更した場合は、レジストリエディッタで変更することになりますが、レジストリをいじるのはやや危険な作業なので、ここまでの情報でやり方がわからなかったらお奨めはできないのですが、一応、説明しておきます。
操作を間違うとwindowsが起動しなくなることもあるので、慎重に間違わないようにしてください。
スタートから"ファイル名を指定して実行"をクリックし、regedit と入力してOKを押す。
起動したら、Ctrl-Fで検索ダイアログを出して、clipFile と入力。
検索対象は"キー"のみにする。
すると、以下のような感じで検索がヒットします。
左側のツリー表示を展開し、shell -> open -> command を選択。
一番下のステータスバーに
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\clipFile\shell\open\command
と出てることを確認し、右側の、"規定"の部分をクリック。
ここで、最後の %1 を "%1" として、""で囲みます。
”は半角文字です。注意してください。
以上で、完了です。
コマンドラインの解析を間違うのは、Adobe Bridge の方なのですが、クリスタのclipファイルの起動コマンドの登録にも問題があるような気がします。
配慮が行き届いたアプリなら""なしでも、うまく起動するものもあるでしょうが。
あと、本来は、プログラムパスの部分も""で囲み、
"C:\Program Files\CELSYS\CLIP STUDIO 1.5\CLIP STUDIO PAINT\CLIPStudioPaint.exe" "%1"
とすべきなのですが、そうすると、今度はクリスタが起動時に
こんなメッセージを出してしまいます。
クリスタが .clip の関連付けが変わったと認識してしまうようですが、
""は無視して比較すべきなのでは。
クリスタはすごくいいアプリなんですが、細かい部分の配慮が欠けてるんですよね。
こういう本質的な機能とは関係ないけど、ユーザI/Fに関わる枝葉の部分のツメが甘いと、すぐにクソアプリとか、開発力ないとか言われちゃたりします。
私のように Adobe Photoshopを (CS付いてない)Ver3 から CS6 まで、お布施のようにアップグレードし続けたのに、CCで裏切られて、Adobeに嫌気がさしていた人間には、クリスタは救世主なんですよ。
実際にまんが描くにはクリスタの方が格段に適していて、すごくいいアプリです。
セルシスさんには期待してますので、クソアプリ扱いされないよう、がんばってほしいです。