幼菜すみか@なないろもも組のブログ
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- カテゴリー修理&改造(電子工作)
そういえば、ブログに書いたことなかった修理ネタです。
家電やPC、AV機器などを自己修理した時、せっかくなので今後はメモとして残しておこうかなぁ~と。
今回はUSB切替機です。
これ。
2台のPCに対して、4つのUSB機器を、ぞれぞれ独立してどちらのPCに接続するか選択できる優れものです。
Arvelブランドで型番は ACSU24S
5年以上前に購入したもので、価格は、3千円くらいだったか?
最近これが、PCから認識がされなかったり、認識してもすぐに接続が切れてしまったりして不安定な状態に。
この程度の価格のものを修理に出しても、修理代の方が新品より確実に高くつきます。
そもそもメーカーが修理は受け付けてない可能性も高いです。
買い換えてしまえばそれで済むのですが、この種の機器なら半田ごてがある方なら、簡単に修理できることも多いです。
というのも、この手のモノの場合、電解コンデンサ(という部品)の寿命というケースが多いから。
実際にやってみます。
まずは、裏ぶたの4つのネジを外します。
ケースをあけるとこんな感じ。
基盤を取り出します。
電解コンデンサというのはコレです。
回路を追ってみれば、ほぼ、問題の電解コンデンサは特定できるのですが、基盤全部でも電解コンデンサは5つしかありません。
5つくらいならこの機会に全部取り替えてしまうのがいいでしょう。
16V 10μF ×3
16V 47μF ×1
16V 100μF ×1
S.I.製?
私の知らないメーカーです。
手持ちにあったものを探すと、交換できそうなのがありました。
耐圧(今回は16V)は多少ならより大きめのものでもOKです。
あとは、容量が同じもので、周りの部品に当たらないサイズのものを選びます。
今回のものは、アキバで10~20円で売られているもので、5つでも100円以下です。
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/search.php?cid=4872
基盤の電解コンデンサを取り外します。
裏側から、電解コンデンサの足の半田を半田ゴテで溶かし、ハンダ吸取線(こういうの http://www.hozan.co.jp/catalog/Desoldering_Tools/Desolder_Braid.htm)で吸収します。
取りづらい場合は、いったん、半田を盛ってから再度やり直します。
そして、新しいものを取り付けます。
電解コンデンサには向きがあります。足の長い側が+、白いラインのある側が-なので、基盤のプリント通りの向きに取り付けます。
5つ全部交換しました。
もとのケースに入れてネジを閉めます。
実際に使ってみたところ、完全に直りました。
電解コンデンサの寿命で故障してる可能性が高そうなケースは
・購入後、1年以上はたっている
・突然故障するのではなく、何となく調子が悪い状態があったりなかったりしてから、完全に故障となる
電解コンデンサは他の部品と比べて寿命が短い部品なので、回路がわからなくても、とりあえず全部交換してみれば直ることは結構あるでしょう。
安い機器でどうせ捨てるなら試してみては。
電解コンデンサは、1μF~100μF くらいのものをいくつか買い置きしておくとよいです。
10円~20円程度ですので。
あと、パソコン電源やオーディオ機器など、AC100V(家庭用電源)をじかに扱う機器については注意が必要です。
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